日本では数多くの英語が使われています。最近では日本語表現よりもむしろ、英語の方がよく使われる表現も数多くあります。

しかし、何気なく使っている英語ですが実は英語では通じない表現を使っている場合もあります。

日本で使われる英語に和製英語と呼ばれる物があります。

英語の単語を組み合わせるだけで、本来英語で表現されることが無い表現を作っているのがこの和製英語です。英語風に聞こえますが、これは日本でしか通用しません。

身近な物で和製英語の例をあげるとオートバイ。これは英語表現でモーターサイクルです。ジーパンもジーンズですし、RVだってキャンピングカーです。

私も以前この和製英語で恥ずかしい思いをしたことがあります。

カナダに行った際のことですが、あまりに暑いのでノースリーブのTシャツを探していました。店員さんに「ランニングシャツ何処ですか?」と聞いたのですが、全く理解されませんでした。

おそらく、ランニングシャツの意味は「走るシャツ」。私は走るシャツを必死に探していたのです。これも和製英語です。

勿論、当時は和製英語とは知らず、ひたすら店員にランニングシャツを要求していました。

日本で使われている和製英語は思ったよりも多いです。何気なく英語だと使っている表現でも海外で全く通用しない単語がありますので十分注意する必要があります。

マザーグースはイギリスで古くから伝わる童謡です。

英語圏の子どもたちは、小さいときにマザーグースの歌を聴いて育っているといってもいいかもしれません。

ビートルズなどの歌にもマザーグースは多大な影響を与えています。
日本でも多くの歌が和訳されて伝えられています。

その詞も北原白秋や谷川俊太郎の訳が広く知られ、和訳は和訳で独特な世界を作り出しています。
また英語のままで、幼児英語教育の教材として使われることも多いです。
わかりやすい英語と歌詞で、遊び歌や数え歌など、小さい子どもでも英語のままで、すぐに覚えられそうです。
英語の発音やイントネーションを覚えられるとともに、英語圏の国の人たちの生活が少し見えるような気がします。

大人が聴いてもマザーグースの歌は楽しめると思います。
日本でもよく知られているマザーグースの歌はたくさんありますが、「ロンドン橋落ちた」、「10人のインディアン」、「きらきら星」、「メリーさんの羊」などは誰でも知っている歌です。

歌で楽しむだけではなく、マザーグースの絵本も多数出ていますので、英語のままで読んでも、絵が助けとなってその独特の世界を楽しむことが出来ると思います。

日本では比較的早い時期から英語の教育が始まります。世界各国でもこれほど早い時期から英語の教育が始まる国はあまりありません。

中学校から始まり、高校、大学と学習すれば10年となり、語学を10年も学習していれば話せると考えるのが普通です。

では、大学まで英語教育を受けた学生は英語をしゃべることができるのでしょうか?
残念ながらほとんどの学生は英語を話せないのが現状です。

実際に私の周りに大学まで英語教育を受けてきて英語を話せない人間がほとんどで、しかも私もその一人です。

私の場合、中学校から英語の教育を受けて、高校受験で英語科目があり、さらに高校でも英語が必須の授業でした。

もちろん大学に入学する際にも英語は必須科目でしたので、受験対策としても高度な英文法を学習してきました。

なぜ、こんなに英語教育を受けてきたのに英語を話せないのか?これは私自ら感じる疑問です。
今までの教育を振り返ってみると、どの英語の先生も黒板を使い、机上のみの学習方法しか行っていませんでした。
たまに、外国人教師が招かれて授業を受けることもありましたが、年に数回しか無く、これでは英語が話せる様にはなりませんよね。

常に、英文法と格闘する勉強。日本語で言うならば国語の勉強を10年間続けてきた様なものです。

この10年間、英語を聞く、話す能力を磨いていればきっと英語が話せるようになっていたことでしょう。